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論文

$$gamma$$線照射下における希釈海水を含むゼオライト中ステンレス鋼の局部腐食挙動

加藤 千明; 佐藤 智徳; 中野 純一; 上野 文義; 山岸 功; 山本 正弘

日本原子力学会和文論文誌, 14(3), p.181 - 188, 2015/09

福島第一原子力発電所事故の汚染水処理に用いた使用済み吸着塔の局部腐食発生条件に関する基礎的検討として、$$gamma$$線照射下における人工海水を含んだゼオライト中のステンレス鋼(SUS316L)の電気化学試験を行った。ステンレス鋼の自然浸漬電位は$$gamma$$線照射により貴化し、吸収線量率の増加に従いその定常自然浸漬電位が上昇した。一方、ゼオライト共存系では$$gamma$$線照射下の電位上昇が抑制された。この電位上昇は、主に放射線分解で生じるH$$_{2}$$O$$_{2}$$濃度の増加によるものであることを明らにした。ゼオライトは$$gamma$$線照射により生成するH$$_{2}$$O$$_{2}$$を分解し、その電位上昇が抑制されることを明らかにした。ステンレス鋼の局部腐食発生電位は、照射の有無、ゼオライトの種類や接触により大きく変化しないことから、ゼオライト共存は$$gamma$$線照射下において定常自然浸漬電位を低下させ、局部腐食発生リスクを低減できることが期待できることを明らかにした。

論文

放射線滅菌したポリマーの安定性,XV; 変換X線によるポリプロピレンの照射損傷の電子線とガンマー線との比較

吉井 文男; 須永 博美; 幕内 恵三; 石垣 功; K.Bahari*

医科器械学, 61(9), p.387 - 392, 1991/09

比較的分子量の高いポリプロピレン単独重合体とプロピレン共重合体の電子線照射によりタングステン板から発生した交換X線による放射線損傷が電子線とガンマー線の場合と比較した。ポリプロピレンには照射中と照射後の保存中の二つの劣化がある。その劣化はX線、電子線及びガンマー線とで大きな差はないが、電子線に比べるとわずかにX線の方が劣化しやすい。放射線酸化は、ガンマー線$$>$$X線$$>$$電子線であり、これはそれぞれの照射の線量率と良く対応し、酸化が最も起きにくい電子線が最も劣化しにくかった。材質損傷では酸化でみられるようなガンマー線とX線との差は認められなかった。以上の結果から、電子線照射による変換X線は材質損傷が電子線とガンマー線と比べ大きな差がなく、透過力もあることから医療用具の放射線滅菌の有用な方法となると考えられる。

論文

崩壊熱における短寿命核種の寄与

片倉 純一

KURRI-TR-291, p.30 - 35, 1987/00

崩壊熱は、原子炉や各燃料施設の安全性評価において重要な役割を果しているが、その評価には核分裂生成物として生成される核種の崩壊データ、特にベータ線、ガンマ線の平均エネルギーを必要とする。崩壊データは通常実験によって測定されているが、崩壊熱の寄与の大きい短寿命核種は測定が困難であり、崩壊熱評価には不充分である。従って短寿命核種の崩壊データには、理論計算が不可欠であり、理論計算による崩壊データで補うことにより、崩壊熱測定と計算との一致が改善される。 本報告では、崩壊熱評価における短寿命核種の実験データの現状及び理論計算による崩壊データの推定について、シグマ委員会の活動を通して得られた成果をもとに述べる。

論文

配合飼料中の微生物分布と放射線殺菌効果

伊藤 均; 久米 民和; 武久 正昭; 飯塚 廣*

日本農芸化学会誌, 55(11), p.1081 - 1087, 1981/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:64.08(Agronomy)

各種配合飼料は微生物汚染が著しく、総菌数は1g中1.3$$times$$10$$^{5}$$~22$$times$$10$$^{6}$$個、大腸菌群は2.5$$times$$10$$^{2}$$~7.5$$times$$10$$^{5}$$個検出された。しかし大腸菌群の多くはEnterobactenで占められており、典型的な大腸菌は1%程度であった。糸状菌は貯蔵中の変敗に無関係の一般糸状菌が1g中2.4$$times$$10$$^{3}$$~4.5$$times$$10$$^{5}$$個、変敗は糸状菌は1.5$$times$$10$$^{3}$$~3.5$$times$$10$$^{5}$$個検出された。魚粉については調整魚粉のみが微生物汚染が著しかった。飼料の微生物汚染で問題となるのは大腸菌群と変敗に関する好浸透圧性糸状菌であろう。ガンマー線による殺菌効果をしらべた結果、飼料を完全殺菌するためには2.5~3Mrad以上の線量が必要であるが大腸菌群は0.6~0.8Mradで殺菌できた。好浸透圧性糸状菌は0.2Mradで検出限界以下に殺菌できた。

論文

Distribution of microorganisms in animal feeds and their disinfection by radiation

伊藤 均; 久米 民和; 武久 正昭; 飯塚 廣*

Radiation Physics and Chemistry, 18(3-4), p.569 - 574, 1981/00

各種配合飼料中の総菌数は1g中1$$times$$10$$^{5}$$~2$$times$$10$$^{6}$$個、大腸菌群は3$$times$$10$$^{2}$$~8$$times$$10$$^{5}$$個検出された。大腸菌群の多くはEnterobacterで占められており、E.coliは1%程度しか含まれていなかった。一般糸状菌は2$$times$$10$$^{3}$$~5$$times$$10$$^{5}$$個検出され、貯蔵中の変敗に関係する好浸透圧性糸状菌は2$$times$$10$$^{3}$$~4$$times$$10$$^{5}$$個検出された。ガンマー線による殺菌効果をしらべた結果、飼料を完全殺菌するためには2.5~3Mrad以上の線量が必要であるが大腸菌群は0.6~0.8Mradで殺菌できた。飼料の貯蔵試験の結果では0.5Mrad照射しないと好浸透圧性糸状菌の発生は抑制できなかった。しかし0.5Mrad照射すれば夏期の最もきびしい条件である30$$^{circ}$$C・85%R.H.でも3ヶ月以上糸状菌による変敗を防ぐことができた。

報告書

原子炉用黒鉛材料のガンマー線照射下におけるヘリウム中水蒸気との反応

今井 久; 藤井 貴美夫; 野村 真三; 黒沢 武; 佐々木 泰一

JAERI-M 9166, 15 Pages, 1980/11

JAERI-M-9166.pdf:1.97MB

本報告は原子炉用黒鉛材料のガンマー線照射下におけるヘリウム中水蒸気による腐食反応試験に関するものである。4種類の黒鉛材料7477、7477PT、IG-11、及びSM1-24について、1.25$$times$$10$$^{6}$$R/hrのガンマー線照射下、30~242$$^{circ}$$C、水蒸気濃度6000~23000vpmで腐食反応速度は2.3~3.7$$times$$10$$^{-}$$$$^{9}$$g/g・hrと非常に小さな値であった。放射線によって誘起される反応速度と黒鉛材料の比表面積、気孔率及び含有不純物との間に関連性を見出すことはできなかったが、類似の組織構造をもつ7477と7477PTの反応速度は同じ位の大きさであった。また、放射線誘起反応速度の温度依存性及び水蒸気濃度依存性はともに小さく、反応の活性化エネルギーは約1Kcal/mol、反応次数は0.16であった。以上の実験結果に基づき、放射線誘起反応の影響を推定した。

報告書

原子炉用黒鉛材料のガンマー線照射下における酸素との反応

今井 久; 藤井 貴美夫; 野村 真三; 黒沢 武; 佐々木 泰一

JAERI-M 8848, 21 Pages, 1980/05

JAERI-M-8848.pdf:2.61MB

4種類の原子炉用黒鉛材料について、Co-60ガンマー線照射下の酸素による酸化反応速度を、25~204$$^{circ}$$Cの温度範囲、3.8~12.5$$times$$10$$^{5}$$R/hrの線量率範囲で調べた。反応ガスには純粋酸素以外に空気とヘリウムで希釈した酸素も使用した。放射線照射によって誘起される反応速度は黒鉛材料の銘柄によって殆ど変らず、純粋酸素による反応速度は、1.25$$times$$10$$^{6}$$R/hr下で6.6~7.5$$times$$10$$^{-}$$$$^{8}$$g/g・hrの範囲にあった。放射線によって誘起される反応速度は反応温度の依存せず、高温における全反応速度の増加によってもたらされることが明らかになった。一方、空気による放射線誘起反応速度は純粋酸素の約40%であり、またヘリウム中0.2~1.0v/o酸素による反応速度は約15%の大きさで酸素濃度で変化しなかった。得られた結果に基づき、原子炉内の腐食反応に対する放射線の影響についても考察した。

論文

揚かまぼこのガンマー線照射による変敗抑制効果

伊藤 均; E.G.Siagian*

日本食品工業学会誌, 26(8), p.342 - 345, 1979/00

揚げかまぼこのガンマー線照射による貯蔵期間延長を目的として10$$^{circ}$$Cにおける貯蔵効果とミクロフローラの変化について検討した。供試品はKセロハンで窒素ガス置換包装を行った。非照射品は3~6日貯蔵で1g中の菌数が10$$^{5}$$~10$$^{6}$$個に達し、MicrococcusやMA菌、乳酸菌、酵母菌、糸状菌などが増殖してきた。一方、300krad照射すると酵母菌のみが増殖してきたが、生育がゆるやかなため1g中の菌数が10$$^{5}$$個に達するのに約20日要した。各分離株の放射線感受性をしらべたところ、灰黒色の糸状菌Spicariaが著しい放射線抵抗性を示した。食味に対するガンマー線照射の影響は500kradでもほとんど認められなかった。

論文

ガンマー線照射によるリテーナ成形かまぼこの変敗抑制効果

伊藤 均; 飯塚 広*

日本食品工業学会誌, 25(1), p.14 - 21, 1978/01

ガンマー線照射によるリテーな成形かまぼこの変敗菌抑制を目的として各温度におけるミクロフローラと貯蔵効果を検討し、以下の結果を得た。かまぼこの変敗菌は20$$^{circ}$$C貯蔵ではB.subtilisとB.pumilusが中心であり、10$$^{circ}$$CではB.pumilus,B.megaterium,B.cereus,Pseudomonas,酵母菌などが増殖してきた。5$$^{circ}$$CではPsevdomonas,Brevibacterium,Aeromonasがわずかに増殖してきた。かまぼこにガンマー線を300~450krad照射した場合に残存が認められるのはBacillusと酵母菌であるが、照射によるかまぼこの変敗菌抑制効果は明確に認められた。すなわち、10$$^{circ}$$Cにおいては非照射品の2倍、約20~30日、貯蔵期間が延長された。

論文

ガンマー線照射したウィンナーソーセージのミクロフローラに及ぼす包装フィルムの影響

伊藤 均; 渡辺 宏; 青木 章平; 佐藤 友太郎*

日本農芸化学会誌, 51(10), p.603 - 608, 1977/10

 被引用回数:0

保存料無添加の特注ウィンナーソーセージ(VS)に$$gamma$$線を300~500krad照射した後に増殖してくるMoraxella like taxaに属するMA菌や酵母菌の増殖を抑制する目的で酸素ガス透過度の異なる包装フィルムの影響をしらべた。酸素ガス透過度の異なるセロポリ、ナイロン-12、Kセロハン、EG-QのフィルムにVSを窒素ガス置換して包装した場合、非照射では各包装フィルムとも差がなく2~3日(10$$^{circ}$$C)で10$$^{6}$$/gに達しネトが認められるようになった。ところが照射VSでは10$$^{6}$$/gに達するに要する期間はセロポリの300kradで4~5日、500kradで7~8日であったのに対し、KセロハンやEG-Qではその期間が延長され300kradで7~9日、500kradで13~15日以上になった。この場合、酸素ガス透過度の低い包装フィルムでは好気性のMA菌や酵母菌Micrococcusなどの増殖が抑制された。しかし非照射VSに増殖する乳酸菌には効果は認められなかった。なお食味に対する影響は若干EG-QやKセロハンに認められた程度である。

論文

放射線による馬鈴薯の発芽抑制,4; 傷イモの治癒に及ぼすガンマー線照射の影響

高野 博幸*; 青木 章平; 梅田 圭司*; 佐藤 友太郎*

食品総合研究所研究報告, (29), p.48 - 54, 1974/00

発芽防止のためのジャガイモ照射に際して、各種の傷を受けたジャガイモに対する照射の影響を実用的見地から明らかにするため、収穫時に切傷、裂傷、打撲傷を受けたもの、および収穫後これらの傷を故意につけたものに対して10kradの照射を行ない、ガンマー線照射が傷の治癒におよぼす影響について調べた。試料の一部については、照射後これらの傷をつけ、同よう調査した。試料としては北海道産ジャガイモを用いた。ジャガイモの受けた傷は照射の有無に関わらず一週間程度で治癒する。傷の治癒した状態で照射したもの、および照射後10日目以後に傷をつけたものでは、貯蔵中傷部に対する照射の影響は認められなかった。また、治癒していない状態、すなわち照射直前、直後に傷をつけたものでも、貯蔵中照射区で傷部にわずかの収縮が認められる程度であった。なお、傷の有無によって照射による発芽防止効果に差異はなく、照射区では収穫8ヵ月後において発芽は認められなかった。

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